Lions Gate Bridge(ライオンズ・ゲート橋)

(概要)
 ライオンズ・ゲート・ブリッジ(Lions Gate Bridge)は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー市とノースバンクーバーを結ぶ吊り橋で、スタンレー・パークの西端からバラード入江を越えて伸びる都市の象徴である。全長は約1,823メートル、中央径間は約472メートルで、1938年に開通した。名称は北岸にそびえる双子峰「ライオンズ」に由来し、自然景観と調和した優美な姿から“バンクーバーの玄関口”と呼ばれてきた。
 建設は英国のギネス家の出資で始まり、当初は私設有料橋として計画された。世界恐慌後の雇用創出事業としても期待され、最新の吊り橋技術を用いて短期間で完成した。細身の主塔と緑色のトラスはアール・デコの影響を受け、同時代のサンフランシスコのゴールデンゲート橋とも比較される。開通式には国王ジョージ6世の名代が出席し、国際的な注目を集めた。
 戦後は自動車交通の増大に対応するため改修が重ねられ、2000年代初頭には橋桁の全面更新という大工事が行われた。歴史的景観を損なわないよう、部材を一夜で入れ替える独自工法が採用され、文化遺産としての価値と現代の安全基準を両立させている。現在は1日数万台が通行する重要幹線であり、歩行者・自転車道からは入江と山並みの眺望を楽しめる。
 霧に浮かぶ塔、夕日に染まるワイヤーの曲線は多くの映画や写真に登場し、市民の誇りとなってきた。ライオンズ・ゲート・ブリッジは、都市の発展を支えたインフラであると同時に、海と森に抱かれたバンクーバーらしさを象徴する歴史的ランドマークである。
(アクセス)
 バンクーバー市中心部及びノースショア側から、TransLinkのバスがが橋周辺のバス停に停車します。橋は歩行者・自転車用の通路があり、スタンレーパーク側の歩道やサイクルパスからアクセスが可能です。Map


 
マリン回遊遊覧船から
マリン回遊遊覧船から
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マドリッド行きバスから
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