(概要)
長崎県の大島大橋は、西海市の本土側と大島を結ぶ全長約1,095メートルの海上橋で、1999(平成11)年に開通した。西彼杵半島の寺島と大島の間に広がる大村湾口部の海峡をまたぎ、中央部に美しいアーチを持つ鋼橋である。これにより、それまでフェリーに頼っていた大島の交通は大きく改善され、通勤・通学や物流、救急医療など島の暮らしの基盤が一変した。
大島は造船業とみかん栽培で知られるが、橋の完成によって観光振興も進み、気軽なドライブコースとして人気を集めている。橋上からは穏やかな大村湾と五島灘、点在する島々を一望でき、晴れた日には遠く雲仙や平戸方面まで見渡せる。特に夕暮れ時は海面が黄金色に染まり、アーチのシルエットが浮かび上がる景観が印象的で、写真撮影の名所となっている。
橋の両岸には展望公園や休憩施設が整備されており、釣りやサイクリングを楽しむ人も多い。大島側には造船所の巨大クレーン群や歴史資料館があり、近代産業の息づかいを感じられる。本土側からは西海橋やハウステンボスとも周遊しやすく、県北観光の要となっている。
また、大島大橋は地域防災の面でも重要で、台風常襲地帯である長崎において避難・物資輸送の生命線を担う。潮流の速い海峡に建設するため高度な技術が用いられ、耐風・耐震対策も施された。開通から四半世紀を経た現在も、島と本土を結ぶ「希望の架け橋」として人々の生活と交流を支え、長崎らしい海の風景を代表するランドマークとなっている。
(アクセス)
車は長崎市中心部から約55kmで1時間20分程です。佐世保市街から約30kmで45分程です40分程です。駐車場は大島大橋公園にあります。バス便は佐世保駅から大島港行きに乗り大島大橋下車で1時間程です。➠ Map

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