(概要)
角島大橋は、山口県下関市豊北町の本土と日本海に浮かぶ角島を結ぶ海上橋で、2000(平成12)年に開通した。全長1780メートルと無料で渡れる一般道の橋としては国内屈指の長さをもち、コバルトブルーの海を一直線に伸びていく姿から「日本で最も美しい橋」とも称される。島の自然景観を損なわないよう、緩やかなカーブと低い橋脚を組み合わせた設計が特徴である。
橋の下に広がる海は透明度が高く、天候の良い日にはエメラルド色から群青色へと変化するグラデーションが見られる。両側に白い砂浜や岩礁が点在し、まるで南国のような風景が広がるため、ドライブやツーリングの人気コースとなった。映画やテレビCMのロケ地にも数多く使われ、全国にその名を知られるきっかけとなった。
角島側には明治期に建てられた角島灯台や夢崎波の公園があり、橋と組み合わせた観光ルートが整備されている。夏は海水浴やキャンプ、冬は荒々しい日本海の景観など、季節ごとに異なる魅力を楽しめる。夕暮れ時には水平線に沈む夕日と橋のシルエットが重なり、訪れる人々の心に深く残る。
建設にあたっては、海流や景観への影響を最小限に抑える工夫が重ねられた。角島はかつて離島で交通が不便だったが、橋の完成によって生活環境が大きく向上し、観光客も急増した。一方で自然保護の意識も高まり、地域では海の環境を守る取り組みが続けられている。
角島大橋は、単なる交通手段を超え、山口県を代表するランドマークとなった。青い海と白い橋が織りなす開放的な風景は、日本海側の新しい観光文化を象徴している。潮風を受けながら橋を渡るひとときは、誰もが旅の高揚感を覚える特別な体験である。
(アクセス)
車は中国自動車道下関ICを出て1時間10分程、美祢ICを出て1時間程です。駐車場は海士ヶ瀬公園駐車場か瀬崎陽の公園駐車場にあります。バス便は山陰本線 特牛駅(こっといえき)からブルーライン交通バス角島行きに乗りホテル西長門リゾート入口下車10分程です。➠ Map

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